国会議員に課せられた憲法尊重擁護義務。憲法「改正」論議に正当性はあるのか

2 min 0 views
たくお

たくお

どーも、たくお、です。就労移行支援事業所を経て外資系総合人材会社に就職しました。音楽は、ユニコーンと奥田民生、スピッツ。食べ物は、ラーメン・つけ麺が好きです。チーズが食べられません。2019年6月から禁酒中です。

どーも、当面は憲法「改正」は必要がないと考えている、たくお、です。

「当面は」としたのは、今は改正するところがないと考えるからです。

改正理由を「古い」「一度も改正したことがない」とするのは、間違いです。

全然、改正理由になっていないからです。

改正するなら、この条文が時代と合わなくなっているなど、具体的に改正の中身を示すことが必要ではないでしょうか。

内閣総理大臣を含む国会議員に課せられた憲法擁護尊重義務

憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と述べています。

天皇は政治的権能を有しませんから、この規定は国務大臣、国会議員に向けたものと見るとどうでしょう。

国民には憲法を尊重し擁護する義務はありません。

とすると、ある人が国会議員に立候補することを決めた瞬間に「憲法を尊重し擁護する」覚悟が求められると考えて良いかと思います。

だとすると、選挙期間中の演説などで憲法改正を訴えると、憲法尊重擁護義務に反するのではないか。

もちろん、当選後にも同様の考え方が通用するのではないか、そのように私は考えます。

憲法改正に関する程度とその限界

憲法改正に関する考え方には二つあります。

一つは、現行憲法の原理・原則を変えない。

つまり、基本的人権の尊重、国民主権、平和主義という現行憲法の精神は、憲法改正によっても変えることができないとする考え方です。

もう一つは、これらの限界を考えずに「無制限」に改正することができるようとする考え方です。

現行憲法の規定から考えられるのは、前者だとするのが普通の考え方ではないでしょうか。

つまり、憲法改正によっても変えることができない憲法の原理・価値というものが存在するのです。

安倍首相がいう憲法改正ー憲法9条改正の是非

安倍首相は任期中に憲法を改正する意欲を見せていて、最近もこの姿勢を変えていません。

安倍首相の言う憲法改正はどのような中身なのか。

憲法96条をターゲットにした時期もありましたが、最近はもっぱら憲法9条です。

言うまでもありませんが憲法9条は平和主義を規定しています。

安倍首相は、自衛隊が憲法9条に違反すると言う解釈が定着していて、自衛隊員の家族に悲しい思いをさせている、と言う趣旨で改正が必要だと言っているのです。

つまり、自衛隊の合憲・違憲論争に終止符を打つと。

安倍首相の発言に正当性はあるのか

では、安倍首相の発言に正当性はあるのでしょうか。

憲法の原理・原則を変えることができないと言う立場に立てば、憲法9条を改正することに正当性がないと言わざるを得ません。

憲法9条に自衛隊の存在を書き込む必要があるのかと言う論点も浮かび上がってきます。

どのように自衛隊を書き込むのかとういこともありますが、行政組織を憲法に書き込んでいる例は他にありません(消防や警察など)。

このように考えても自衛隊を憲法9条に書き込むと言う正当性はないように思われます。

とにかく改正したいのではないのか

私は、現行憲法は「出来の良い」憲法だと思っています。

でも、安倍首相始め自民党や維新の会などの国会議員はこのように思ってはいません。

とにかく憲法を改正したい、その思いがにじみ出ています。

では、具体的にどの部分を改正したいのかについては先に見た通りです。

私から言わせれば、改正理由になっていませんし、改正の中身も乏しい。

まとめ

憲法改正と憲法尊重擁護義務について私なりに考えてみました。

国会議員(になろうとする人)は憲法尊重擁護義務があること。

憲法改正には限界があり、現行憲法の原理・原則は変えられないことなどから、安倍首相が言う9条に自衛隊を書き込むことについては無理があること。

これらから、現行憲法を現時点で「改正」することは無理があり、現実的ではありません。

安倍首相には今一度、現行憲法を学び直してもらいたいと思います。

たくお

たくお

どーも、たくお、です。就労移行支援事業所を経て外資系総合人材会社に就職しました。音楽は、ユニコーンと奥田民生、スピッツ。食べ物は、ラーメン・つけ麺が好きです。チーズが食べられません。2019年6月から禁酒中です。

カテゴリー:
タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です